はまゆう会館ギャラリー(横須賀市衣笠栄町1)で現在、幕末期に横須賀港に作られた旧製鉄所を振り返る「写真で見る横須賀製鉄所」展が開催されている。
横須賀製鉄所は、幕末に小栗上野介が提言し、フランス人技師ヴェルニーを中心として建設されたもの。明治維新後も新政府によって建設が進められ、横須賀造船所、海軍造船所、横須賀海軍工廠と名称を変えて発展を続け、戦艦「陸奥」空母「信濃」なども建造された。
第2次世界大戦後は米海軍横須賀基地となり、普段は入ることができない場所で年に数回公開される。明治4年(1871)年に完成した日本最古のドライドックは、140年以上を経た現在も残されている。
同展では、日本の近代化の足掛かりとなった横須賀製鉄所を振り返り、製鉄所の様子や船舶修理、進水式などを当時の写真で紹介している。
21日まで。開催時間は9時~17時(21日は12時まで)。問い合わせは同市文化振興課(TEL 046-822-8116)まで。