カメラメーカー最大手・ニコン(東京都千代田区)は、2012年に久里浜テクノパーク(横須賀市神明町1)に新工場を設置し、同社横浜製作所の一部を移転することを決めた。
ニコンは現在、久里浜テクノパーク内に立地するコマツNTCの工場の一部を借りて「横須賀分室」(従業員約20人)として操業しているが、今後、同工場の敷地・建物5棟をほぼ全面的に借り受けて大規模な改装を行い、横浜製作所で行っている機能の一部を移転・拡張することになったもの。
新工場には、クリーンルームなどを設置し、液晶露光装置、半導体露光装置用部品を中心に事業を行う予定。敷地面積は約2万7,000平方メートル、延床面積は約1万3,300平方メートルに拡張する。総投資額は約16億円。従業員数は約300~400人となる見込み。
横浜製作所は、国土交通省・横浜市の都市計画・道路建設工事に伴って、土地の一部を国に有償譲渡し、建物・工場の一部を移転する。