京急・上大岡駅で3月10日、横須賀のゆるキャラ「スカリン」と「松山マドンナ大使」が1日駅長を務め、同日から運行を始めた横須賀・松山観光PR電車に出発の合図を送った。
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」が縁となり、ゆかりの横須賀・松山両市の観光をPRするラッピング電車を走らせることになったもの。同電車には、ドラマのロケ地となった両市の写真・ポスターなどを展示し、1年間運行する予定。
ドラマ放映をきかっけに、2009年より横須賀市・京急電鉄・三笠保存会・横須賀商工会議所が連携し、「みかさルネッサンス実行委員会」を組織。翌年から松山市も加わり、相互旅客誘致を目的にさまざまなPR活動を行っている。
松山マドンナ大使の玉井美里さんは「松山は明治の面影が残り、四季の自然豊かで人も温かい街。横須賀では記念艦三笠を見学し格好いいと思った」といい、「ドラマの舞台となった松山と横須賀、お互いを知ってもらうことで相乗効果につながれば」とほほ笑む。
同駅では、隣接する京急百貨店7階で「大四国・瀬戸内展」が開催され、3階連絡通路では「『坂の上の雲』ゆかりのまち 松山・横須賀パネル展」も行われている。15日まで。