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横須賀・観音崎で「焚火の村祭」-「青少年の村」存続願って開催

たき火を囲んで、音楽ライブやワークショップなどさまざまなイベントを行う「焚火の村祭」(前回の様子)

たき火を囲んで、音楽ライブやワークショップなどさまざまなイベントを行う「焚火の村祭」(前回の様子)

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 横須賀東海岸の「観音崎青少年の村」(横須賀市鴨居4)で11月3日、たき火を囲んでアート作りや音楽ライブなどを行う「焚火(たきび)の村祭 2010」が開催される。神奈川県が運営する同施設は来年3月に廃止が予定されているが、存続を願う市民有志らが呼び掛け合って実施するもの。

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 当日は海に面した青少年の村の広場で、「みんなあそび」「たき火ごはん」「ものづくり」「音楽会」「ものうりかい」をテーマに、市内のカフェオーナーやアーティストたちが小枝や布を使ったオブジェ作り、アフリカン音楽のワークショップ、たき火料理、フリーマーケットなどを展開。

 フリーマーケットでは、三浦で無農薬野菜を栽培するイイジマ農園、上町のコーヒー豆専門店「宍戸焙煎屋」、ハンドメイド雑貨「punta」「MIRAI」「あーか」「ミホティン」「茅ヶ崎mosimosimoon」、消しゴムはんこ「ねーね」、リメイク雑貨「Recoron」、安浦の再生雑貨工房「うづ芽」などが出店予定。

 1982年にオープンした観音崎青少年の村は、年間約1万人が利用。28年間を経過して一部老朽化が進んでいるが建築物自体はしっかりしており修繕を行えば継続使用可能な状態。県は横須賀市に有償譲渡を打診したが同市は財政上の理由で難色を示しており、民間移譲も検討されているが今後の存続見通しは不透明な状態。

 「焚火村」代表でカフェオーナーの鈴木宏治さんは「海と森に囲まれた観音崎の自然はすばらしい環境。たくさんの子どもたちが同施設を利用しており、ぜひ施設を残してほしい」といい、「当日は広場でたき火を囲んで人と出会い、お茶を飲みながら音楽を奏でるという大人も子どもも皆で楽しめる村祭のようなイベントにしたい」と話す。

 開催時間は9時30分~たき火が消えるまで。入村無料。問い合わせはRRROOM(TEL 050-1555-9712)まで。

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