東京湾に面した横須賀美術館(横須賀市鴨居4、TEL 046-845-1211)で8月28日・29日、海の広場に設置した大スクリーンでフランス名作映画を上映する「野外シネマパーティー」が行われる。シネマクラブ・キノイグルーとのコラボ企画。今年で2回目。
当日は、フランスのアルベール・ラモリス監督作品「赤い風船」を上映。同作品は、1956年のカンヌ国際映画祭で「パムルドール」を受賞し、世界的ヒットを記録したもの。出演はパスカル・ラモリスほか。上映時間は36分。
上映作品は、セリフがほとんどなく、音楽と映像が流れる絵本のような作品。ある朝、パスカル少年は一個の赤い風船が街灯に引っ掛かかっているのを見つけ、街灯によじ登ってそれを手にする。手を離しても、まるで意思を持つかのように少年の行く先々についてくる。少年と風船の仲の良さを妬んだ、いたずらっ子たちが追い回す…というストーリー。
会場では、同市内で移動販売を行う「野菜ソムリエのスープ屋さんkurumi」が出店するほか、同館のレストラン「アクアマーレ」でもドリンクなどを販売する。フード類の持ち込みも自由。
同館学芸スタッフの林田ゆみ子さんは「昨年好評だったイベントで、前回は約300人が集まった」とし、「大人も子どもも楽しめる作品。海風を浴びながら芝生に寝転んでもいいし、リラックスして映画を観てもらえたら」と話す。
開催時間は19時~20時頃。入場無料。雨天の場合はワークショップ室で上映。