横須賀のガリバー、伊東市「按針祭」でパレード-市民団体が交流イベント

三浦按針が作った帆船「サン・ヴェナ・ヴェンツーラ号」(復元模型)とともに、伊東市内をパレードする赤い衣装を着た「ガリバー」。

三浦按針が作った帆船「サン・ヴェナ・ヴェンツーラ号」(復元模型)とともに、伊東市内をパレードする赤い衣装を着た「ガリバー」。

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 横須賀の市民団体「按針のまち・逸見を愛する会」「よこすか未来塾」は8月10日、静岡県伊東市で開催された三浦按針を記念する「按針祭」に参列し、「ガリバー(三浦按針)」に扮する米海軍横須賀基地の米国人も式典・パレードに参加するなど交流イベントを行った。

伊東市民と交流する横須賀の「ガリバー」

 交流イベントは、伊東市の市民団体「大川・唐人社中」(北村廣代表)が横須賀の団体を招待したもの。両市の団体がともに「三浦按針がガリバーのモデルだった」との説を提唱していることから、4年前から交流を続けている。

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 1610年、幕府の外交顧問・三浦按針(ウイリアム・アダムス)は伊東・松川河口で日本初の洋式帆船「サン・ヴェナ・ヴェンツーラ号」(120トン)を建造。同年8月、同帆船は横須賀・浦賀港から太平洋を横断し、11月にメキシコのアカプルコに到着した。伊東市では、この帆船の建造を記念し、「按針祭」を毎年8月10日に開催している。

 ヴェンツーラ号の「太平洋横断400年」に当たる今回は、按針が晩年を過ごした横須賀から「按針のまち・逸見を愛する会」の鈴木三喜雄会長ほか、「よこすか未来塾」メンバー、身長190センチで「ガリバー」役のキース・ダナルウィッチさん(米海軍2等兵曹)らが式典に参列。全長5メートルのヴェンツーラ号復元船の前で、偉業を称えるパフォーマンスを披露した。

 「ガリバー旅行記」を書いた英国の作家ジョナサン・スウィフトは、按針が英国に送った手紙をヒントにしたといわれ、同旅行記の記述にある「日本上陸地のXamoschi(ザモスキ)はKannonsaki(観音崎)」との説がある。よこすか未来塾は、2004年から毎年「観音崎フェスタ」に米海軍横須賀基地からガリバー役の米国人を派遣してもらうなど、「ガリバーでまちこし」に取り組んでいる。

 よこすか未来塾の桐ヶ谷良之さんは「今回の返礼として、11月の観音崎フェスタには伊東市からヴェンツーラ号、大川・唐人社中を招き、ガリバー&按針イベントを実施予定」と話す。「ガリバーと按針を縁に、両市の相互交流を深めていきたい」とも。

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