7月の「うみかぜカーニバル」「アメリカンフード・フェスタ」など横須賀市内の夏のイベントで、黄色に塗装した移動販売車によるニューヨークスタイル・ホットドック店「N.Y.DOG」が話題を呼んでいる。

本場ニューヨークスタイルのホットドッグを提供

　同店が提供するのは、アメリカンビーフ100％で長さ約19センチのソーセージを使ったホットドックで、米国ニューヨークの老舗ホットドック店の味を再現したもの。米海軍横須賀地基地に勤務する米国人らも注目し、本場アメリカンスタイルのホットドックの味を楽しんでいる。提供メニューは、ハニードック（390円）、サルサドッグ（500円）、テキサス・チーズフライ（350円）、チキンナゲット（350円）など10種類以上。

　同店は昨年5月より東京都内のイベントなどを中心に移動販売を始め、テレビの情報番組や雑誌でも紹介されるなど注目を集めた。昨年末から横須賀市内へも出店し、家族連れなどの間で人気に。移動販売車は米国シボレー製ステップバンを改造し、黄色い目立つ塗装を施したもの。

　オーナーは同市内在住の塚原重行さん。塚原さんは小学生時代をアラスカで暮らし、中学から横須賀へ。1986年から10年間オーストラリアで生活し、NSW州立大学を卒業後に免税店・航空学校を経営、2004年から2年間タイで語学学校を経営するなど豊富な海外体験を持つ。帰国後は語学講師を経てケイタリング・サービス事業を開始し、昨年からホットドッグ移動販売店をフランチャイズ展開している。

　英会話が堪能な塚原さんは「アメリカの匂いがする横須賀の風景にホットドッグはよく似合う」という。「新しいアイデアや夢のある仕事にこだわりを持ってチャレンジしている。ホットドッグを通じて異文化の面白さや食の楽しみを皆さんに提供できれば」と笑顔をみせる。

　7月25日は、横須賀本町・どぶ板バザールに出店予定。問い合わせは同店（TEL 090-3248-0141）まで。詳細はサイトで確認できる。