横須賀経済新聞の今年上半期PV（ページビュー）ランキングは、 米海軍横須賀基地を一般開放するイベントが根強い人気を持ち「日米親善スプリングフェスタ」の記事が1位に輝いた。ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。

　ランキングでは、「横須賀の路上で歌う13歳シンガー」の話題が2位になり、横須賀在住・中学生歌手のCD全国デビューがテレビ・週刊誌などでも大きく取り上げられた。3位には「くりはま花の国」で栽培される珍しい「アイスチューリップ」、4位には地元の老舗百貨店「さいか屋・大通り館閉館」の記事、5位にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」が好評なことから「京急・龍馬めぐり」特集サイト開設も話題を集めた。

　上位10位のランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1.米海軍横須賀基地が一般開放－日米親善スプリングフェスタ（3/1）2.横須賀の路上で歌う13歳シンガー、5月にCDデビュー－衝撃作が話題に （3/13）3.春を先取り、「アイスチューリップ」が見ごろに－くりはま花の国で3000本（1/13）4.さいか屋・横須賀店、「大通り館」5月閉館へ－事業再生ADRが成立（2/3） 5.京急、「龍馬めぐり」特集サイトを開設－沿線の歴史スポット紹介（1/29）
6.漁師が東京湾の船上からインターネット販売－横須賀・東部漁協夕市会（4/17）
7.京急、「よこすかグルメきっぷ」発売－ネイビーバーガー・海軍カレー食事券をセット（3/18）
8.横須賀の和菓子店で「黒船かりんとうまんじゅう」－斬新さが好評（3/10）
9.沖縄女性ユニット「ういずあす」が横須賀ライブ－民謡・ポップス・カチャーシー踊りも（1/10）
10.エリア情報誌「横須賀ウｵーカー」発行へ－小泉進次郎さんら地元トークも（4/12）

　今年はツイッター利用者が急増し、市内でもツイッターを活用したイベントや飲食店なども増え始めた。6位に入った、横須賀東部漁協の漁師が船上から携帯電話・ツイッターを使って水揚げされたばかりの地魚のネット直売を行うという全国初の試みも、「つぶやき漁師」登場と注目を浴びた。

　8位の新スイーツ「黒船かりんとうまんじょう」の記事が話題となり、その後、「横須賀おみやげコンテスト」でも金賞に選ばれて販売も絶好調に。9位となった沖縄女性ユニットの横須賀ライブが好評で、ペリー黒船来航つながりや米軍基地がある街など共通項も多いことから沖縄への親近感も生まれ、市内沖縄料理店もにぎわいを見せている。

　10位には、初のエリア発行となった「横須賀ウｵーカー」がランクイン。市内在住者からも関心を集め、同誌は市内書店で山積み陳列されたが売り切れ店続出で増刷が決まったほど。軍港めぐり、ネイビーバーガーなど新種の横須賀観光や地元グルメも好調で、「龍馬ゆかりの地」もあることから龍馬関連グッズも企画されており、同市では「観光で街を活性化しよう」という動きが一段と活発になっている。