横須賀・カスヤの森現代美術館（横須賀市平作7）で12月19日、横須賀出身で現在カナダに在住するピアニスト・宮川久美さんが演奏する「クリスマス・コンサート」が行われる。

　当日は教会音楽「アヴェ・マリア」のほか、モーツァルト作曲「アヴェ・べルム・コルプス」、ショパン「ノクターン第2番・第16番」、バラキレフ「イスラメイ」などの曲目を演奏。コンサート後にレセプション・パーティーも予定する。

　横須賀生まれの宮川さんは、ヨーロッパ・北米・中南米を舞台に活躍するピアニスト。東京芸術大学を卒業後、故ウラディミール・ホロヴィッツの愛弟子ロナルド・トゥリーニさんに師事し、カナダ・ウェスタンオンタリオ大学大学院に留学。1992年、ロンドンのミュージック・スカラシップコンペティションで優勝。2004年にはグアテマラ国立交響楽団の招待でグアテマラ国立大劇場にソリスト出演。中南米を代表する作曲家ホルヘ・サルミエントスさんのピアノ曲全集のCD録音を行うなど、国際的な舞台で演奏活動を続けている。

　「クリスマスにまつわる心温まるエピソードなど、トークを交えたサロン・コンサート。皆さんに気軽に楽しんでもらえたら」と宮川さん。「横須賀はわたしにとって大事な場所。年に1度帰国して演奏し、地元の皆さんとお会いするのが楽しみ」とも。

　開催時間は19時～21時。前売り券＝3,000円（ワイン・軽食付き）。問い合わせは同美術館（TEL 046-852-3030）まで。