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横須賀育ち、幼なじみ3人が始めたカフェ「トイロワ」 改装も自分たちで

「toirowa」スタッフ、右から政門大介さん、岩田陽次郎さん、吉井崇浩さん

「toirowa」スタッフ、右から政門大介さん、岩田陽次郎さん、吉井崇浩さん

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 京急汐入駅近くにアンティークカフェ「toirowa(トイロワ)」(横須賀市汐入町2)がオープンして半年余り、古民家風の味わいが人気を集めている。

カフェ「トイロワ」の2階では、アンティーク類も販売

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 店を経営するのは、横須賀育ちで幼なじみの3人。「十色(といろ)という言葉が好きで、そこに自分たちの母校の名前から一文字を取って店名にしました」と、コーヒーと料理を担当する政門大介さん。以前は都内のカフェでバリスタをしていた。

 ドリンクとデザート担当の岩田陽次郎さんは、会社員を経て日本茶の店に勤務。吉井崇浩さんは、5年前から同じ町内で洋服や革製品、家具などの工房を構えており、カフェ店内でアンティークの販売も行う。スタッフが着ているシャツも、吉井さんが仕立てた。

 以前から、それぞれが好きなものを生かして横須賀で何かをしたいと3人で話していたという。カフェをやることに決め、物件を探しているときに偶然見つけたのがこの場所だった。昨年8月、地元の友人や後輩たちに手伝ってもらい1カ月かけて改装した。

 「コーヒー、お茶、食器、洋服、家具といった日常のものも、少しこだわると特別なものになると思う。来てくれた人の衣食住にかかわるようなお店にできたらと思っています」(吉井さん)

 「カフェを始めて半年、いろいろな世代の方に来ていただいています。ここに来れば和めるという場所にしていきたい」(岩田さん)

 コーヒー(500円~)も緑茶・抹茶・ほうじ茶・紅茶など(500円~)も、メニューに豆や茶葉の名前は書かれていない。濃い味が好きなのか、軽くフルーティなものが好きなのかなど、好みを聞いてから一人一人に合わせて淹(い)れるからだという。

 食事メニューはナポリタンとスープ(1,400円)、キーマカレーと野菜(1,500円)、日替わりまかない(1,600円~)、いずれもドリンク付き。デザートはパウンドケーキ(380円)、季節のパイ(500円~)、フレンチトースト(600円)など。

 今後はアーティストの個展や展示会を開くことも計画中。「皆さんにわくわくしてもらえることを提案していきたいですね」と政門さんはほほ笑む。

 営業時間は12時~19時。カフェは不定休、工房は日曜・月曜休み。

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