京浜急行バスは7月22日より、デザインバス停「ハートフル バスストップ」を横須賀西海岸の「峯山(みねやま)」停留所(横須賀市秋谷)に設置し、フォトジェニックな風景が話題を呼んでいる。
観光資源活性化を目指し、海・水平線・夕陽が見える同バス停を選定。同バス・横須賀総合高校美術部・横須賀市文化スポーツ観光部が連携したコラボレーション企画。この場所で写真を撮った人やその写真を見た人が「ハートフル(心温まる)になれば」との願いが込められハート形に。筒状の胴体が回転する仕様になっており、海をテーマにしたイラストも描かれている。
イラストを描いたのは同校3年の岡山奈央さん。美術部員らが描いたラフ画の中から選ばれたもの。コロナ禍で休校中だった3月から自宅にこもり、アクリル絵の具を使って3週間かけて制作した。
「海の中を想像して泳いでいる魚たち、海の青さのグラデーションなども工夫した」という岡山さん。家族と一緒に現地を見学に訪れ、「実際の風景とバス停がいい雰囲気にマッチしていてうれしい」とほほ笑む。
同市観光部は「リニューアルされたバス停、そして美しい海と夕陽の横須賀西海岸へぜひ足を運んでいただければ」とアピールしている。同バス停へは佐島方面からJR逗子駅行きに乗車。周辺に駐車場はなく、少し離れた長者ケ崎駐車場などが利用できる。