横須賀市・同商工会議所・海上自衛隊横須賀地方総監部などで構成する「カレーの街よこすか推進委員会」は4月9日、カレーの街推進20周年を記念して「よこすかカレー大使」を新設し、カレー料理研究家・一条もんこさんを任命した。
同市では、平成11年5月に「カレーの街宣言」。「海軍割烹(かっぽう)術参考書」(明治41年)に基づいた「よこすか海軍カレー」を商品開発し、カレーを活用したまちづくりを全国に向けてPR。現在、市内カレー事業者100社超が事業者部会を作り、地元名物として販売を行っている。
一条さんは年間800食以上のカレーを食すといい、食べ歩きと調理を楽しむサークル「カレー研究会」の活動を熱心に展開。「カレー放浪記」(MXテレビ)などメディアにも多数出演。発信力が高いことから、同大使に選ばれた。
「横須賀は全国でもNo.1のカレーの街。もっとも長い歴史のあるカレーの街を、次なる歴史に結びつけるべく盛り上げていこうと思います」(一条さん)とコメントしている。
5月18日・19日に開催する「よこすかカレーフェスティバル2019」では、従来のイベントに加えて、新たに「カレーやきそば」部門を設け、首都圏でカレーイベントを実施している横須賀・神田・下北沢の名物カレーが競い合う。
海軍カレー20店舗で「20円トッピング」キャンペーン(5月18日~6月30日)を展開。チーズやまぐろフライなどのトッピングサービスを提供する。海上自衛隊やアニメなどのコンテンツとの連携やカレー・シンポジウム開催など、夏から秋にかけてさまざまな取り組みを実施する予定。
食品メーカーともタイアップし、ハウス食品・エースコックより「カレーの街よこすか20周年」のロゴを付けた商品も全国販売するという。