JR東日本のクルーズトレイン「トランスイート四季島」が12月31日夜、横須賀本港で年越しのカウントダウンを迎えるためJR横須賀駅ホームに到着した。同駅には、同市のゆるキャラ「スカレー」やスカジャン姿の副市長、海上自衛隊関係者、歓迎の小旗を手にした市民約100人が出迎えた。
横須賀観光では、軍港めぐり遊覧船を貸し切って船上パーティーを行い、年越し花火を鑑賞。同港では海自最大の護衛艦「いずも」や潜水艦など日米艦船十数隻がイルミネーションに彩られ、午前0時になると汽笛が一斉に鳴り響く。夜空に向けてサーチライトが点灯し、海上に花火約400発も。
四季島は今年5月に運行を始め、「年末年始コース」(1泊2日)として一般募集。定員34人(料金1人45万~65万円)で、予約倍率は10.3倍だった。
10両編成で、先頭と最後尾がガラス張り。デラックススイート1両2室(メゾネットタイプ・フラットタイプ)。スイート5両15室(浴室・シャワー・トイレ付き)。ラウンジ車と食堂車もある。
当日は、上野駅を9時50分頃出発し、熱海経由で横須賀駅に22時27分に到着。翌日、総武線・内房線を経由して朝6時40分頃に和田浦駅(千葉県南房総市)で初日の出を迎え、鹿島神宮(茨城県鹿島市)で初詣する。その後、上野駅へ戻るというスケジュール。