米海軍横須賀基地に近い本町ドブ板通り周辺で10月28日より、ホールやアメリカンバーなどを舞台にした街ジャズイベント「横須賀トモダチジャズ2017」が開催される。昨年に続き2回目。
ポスター第2弾は、名物ライブハウス「横須賀かぼちゃ屋」で撮影されたもの
今年は2部構成。10月28・29日は第1部「EMクラブレジェンド」(13時~20時)。戦後ジャズが盛んだった「EMクラブ」(米海軍下士官兵集会場)跡地に立つ ヨコスカベイサイドポケット(横須賀市本町3)を会場に、実力派ミュージシャンが集まる。出演は、横須賀出身ドラマーの力武誠、塚原小太郎(市内在住ピアニスト)、仲田美穂、福井ともみ、中村誠一、板橋文夫さんら。
11月3・4・5日には、第2部「ドブイタ・バーボンストリート」(12時~20時)。ストリートやアメリカンバー、元映画館ライブハウス・ヤンガーザンイエスタディ(大滝町)などが会場。異国情緒あふれ英語看板に彩られたドブ板通りを中心に、ジャズの本場・米国ニューオーリンズの繁華街バーボンストリートのような、にぎやかなジャズ空間を演出する。
5日間の開催で、14会場約80 ステージを展開。市民有志が集まり、一般社団法人ヨコスカ・ジャズ協会、公益財団法人横須賀芸術文化財団、ドブ板通り商店街振興組合で作る同実行委員会が主催する。横須賀市の市民協働推進補助金事業。
11月3日には、「スカジャン割×トモダチジャズ」コラボイベントも実施。スカジャンを着たジャズバンドの演奏をバックに、写真撮影会「スカジャン・ガールズコレクション」も実施。ドブ板イベント広場で当日受け付ける(12時~15時)。同日より、スカジャン着用で街歩きすると協力店舗でさまざまなサービスが提供される「スカジャン割」もスタートする。
同イベントポスター「スカジャンガール」が話題を呼んでおり、「店先や自動販売機に貼っておくとすぐ盗まれてしまう」(同実行委員会)という。ビジュアル撮影は、21歳の若手フォトグラファー・Seiya Ueharaさん(横須賀出身)らが協力。撮影に使用したスカジャンは、1950年代に横須賀の米海軍基地内で販売されていたビンテージものだ。
同実行委員会代表の長坂和広さんは「横須賀ジャズのレジェンドを復興したい。ジャズを聴きながら、スカジャン着て街歩きも楽しんでもらえたら」と話している。
昨年9月初旬に初開催し、2日間で約1万2,000人が参加した。会場・出演者などの詳細は同ジャズ公式サイトで確認できる。