横須賀発祥のファッション「スカジャン」を着て行くとさまざまなサービスが提供されるイベント「スカジャン割」が2月11日より、横須賀中央・汐入エリアで始まった。スカジャンのレンタルも受け付けている。
イベント初日、横須賀バイリンガルスクール(同市大滝町2)に通う日米の子どもたち約30人が参加し、レンタルスカジャンを着て本町ドブ板通りで買い物を楽しんだ。同スクールのシャイアンさん(12歳)は「スカジャンを初めて着たが暖かくて心地良い。みんなと一緒に街を歩き、友だちへのプレゼントも買った」とほほ笑む。
スカジャンは、終戦直後の昭和20年代に米軍基地周辺のスーベニアショップで米兵たちが帰国する際の日本土産として、虎や龍など和柄の刺しゅうを入れたジャンパーを買い求めたことに由来。「スーベニアジャンパー」「横須賀ジャンパー」とも呼ばれ、横須賀独自のファッションとして定着した。
最近では、パリコレクションのファッションアイテムにも取り入れられるなど海外でも人気が高まっている。ドブ板通りのショップでも、市外から本場のスカジャンを買いに来訪する若い人たちが増えているという。
スカジャン割は3月26日まで。参加店舗は飲食・衣料・雑貨など32店。横須賀市では、ドル紙幣が使える街「ドル街横須賀」をPRしており、海外旅行などで余ったUSドルも使え、街歩きアイテムとしてスカジャンを活用するという企画。
レンタルスカジャンは観光インフォーメーション「スカナビi」(同市若松町1、TEL 046-822-8301)で当日受け付ける(先着20人)。詳細は同市観光情報サイトで確認できる。