正月の松飾りやお札など縁起ものを焼いて無病息災を祈る伝統行事「おんべ焼き」が1月10日~17日にかけて、横須賀東海岸の野比・長沢・久里浜海岸などで行われる。
門松やしめ縄、書き初めで書いた物など地元の人たちが持ち寄って焚き上げる。「おたき上げ」の火で餅を焼いて食べると、1年間風邪をひかないとの言い伝えもあり、書初めを燃やすと書道が上達するとも伝えられる。
浜辺には竹を組んだ高さ約10メートルのやぐらが立つ。火入れすると竹のはぜる音とともに勢いよく燃え上がり、日の出とともに海辺に大きな火柱が立ち昇る。
10日には野比海岸で、野比東・志も・中村の3カ所で行われる(6時30分~)。久里浜では開国橋付近・ペリー公園前海岸(10時~)、岩戸(9時30分~)で。17日に長沢海岸の熊野神社(6時20分~)、長岡町(6時30分~)でも実施する。