横須賀・若松マーケットにあるカジュアルダイニング「ロータス」(横須賀市若松町3、TEL 046-874-5438)が1周年を迎え、元OLのオーナーを祝福して常連客らが集っている。
同店は昨年秋、人気店「モモヤン」の店舗を居抜きで引き継ぎ、店名を変えて再出発。常連客で会社勤めをしていた山田祥子さんが一念奮起して経営を始めた。
横須賀名物でキンミヤ焼酎・グラス・ホッピーを冷やして氷を入れない「三冷ホッピー」のほか、ウイスキー割りの「角ッピー」、泡盛の「泡ッピー」、「ライッピー」「カシスッピー」など13種類のホッピーも。地ビールのサンクトガーレン、ベアードビールなども豊富にそろえている。
「接客業は大好きですが経営者になるとは自分でもびっくり。10代の頃から『いつか自分のお店を持ちたい』と漠然とした夢はありましたが、それに向かって何かをしていた訳ではなかった」と山田さんは振り返る。
前オーナーが5年間営業を続けた店は繁盛していたが、「魚屋のおかみさんになる」と引退宣言。店に足繁く通っていた山田さんにバトンタッチの話が持ち込まれた。「悩みましたが、こんなチャンスはこの先あるかどうか。やらない後悔はしたくないと、その思いだけでチャレンジしました」。
メインメニューには、4種類のチキンが味わえる「チキンウイング」、野菜と肉がたっぷり詰まった「焼き餃子」を新たに考案。バジル、ローズマリー、コチュジャン、ガーリック味のチキンウイングは、女性客にも好評だ。路地裏にある隠れ家的なダイニングだが、米海軍基地に勤務する米国人なども訪れるようになり、名物のホッピーを注文する20代~30代の客層が増えているという。
「新しい出会いにワクワクどきどき無我夢中で過ごした1年。皆さんに支えられ毎日楽しくて感謝の気持ちでいっぱいです。これからも長く続けられるよう頑張ります」と笑顔を見せる。
営業時間は17時~23時。日曜・月曜定休。客席16席。店の情報はフェイスブックで毎日更新している。