横須賀市と猿島公園専門ガイド協会は、横須賀沖の無人島・猿島ガイドツアーが好評なことから同島を案内する専門ガイドを一般募集する。

「ラピュタのよう」と話題になった猿島の自然風景

　猿島は今年3月、全国で初めて国防史跡として国指定を受けたことに伴い、島内ガイドを希望する観光客が急増。現在17人のガイドが在籍しているが増員して対応することになったもの。

　同島は周囲約1.6キロで、東京湾に浮かぶ唯一の自然島。明治期の要塞・砲台跡やレンガ積みトンネルなどが数多く残り、原生林の自然豊かなエコミュージアムとして整備が進められている。

　TV人気番組「仮面ライダー」の撮影地（ショッカー秘密基地）になったほか、近年では「島の風景がラピュタのよう」とアニメファンの間でも話題を呼んでいる島。

　ガイドツアーでは、普段入れないトンネル内の弾薬庫跡なども見学可能。小・中・高校の修学旅行や平和教育の題材としても活用される。年間約800回のガイドツアーを実施しており、7月中旬までの土曜日曜はガイドが常駐し、平日は事前予約を受け付けている。

　同協会会長の請地盛雄さんは「現在30代～70代のガイドが活躍しており、週1～2回活動に参加できる人を希望している。猿島の魅力を皆さんにもっと伝えられたら」と話している。

　募集は10人。応募は8月21日まで。9月～11月に実施予定のガイド養成講座を受講するなど応募条件の詳細は、同協会サイトで確認できる。問い合わせは 同市公園管理課（TEL 046－822－9561）まで。