湘南信用金庫と関東学院大学は5月21日、同大金沢八景キャンパスで「産学連携に関する協定」を締結し、横須賀・三浦半島の地域課題に共同で取り組んでいくと発表した。
横須賀・三浦・湘南エリアに展開する湘南信金、横浜南部にキャンパスを持つ関東学院大は同じ地域基盤を持つことから、相互の知的資源や人材を活用した地域活性化事業にチェレンジしていく。
業務連携は、地域経済の発展、市民の生涯学習支援、人材育成、地域住民と地域社会への貢献など5項目で、双方が協議・情報交換・協力を行っていくとしている。関東学院大では、信金取引先の農園で収獲体験を行ってきたほか、横須賀・上町商店街と連携したまちおこしイベント協力や追浜の空き家改修なども実施している。
同大の規矩大義(きくひろよし)学長は「人口減少著しい三浦半島地域の課題などに大学の地域情報を提供するなど、相互の特性を生かした取り組みを今後具体的に進めていく」という。
湘南信金の石渡卓理事長は「地域データを活用した観光振興や新たなビジネスの立ち上げ支援、中小企業と大学生との交流、地域で学び地域で働くことなども推進していきたい」と話している。