「X JAPAN」ギタリスト・hideさんのドキュメンタリー映画「JUNK STORY」が5月23日より、生誕の地・横須賀のHUMAXシネマズほか全国でロードショー公開される。
「hide生誕50周年」を記念した作品で、上映時間は125分。監督は佐藤太さん。横須賀でのバンド結成、X JAPAN参加からソロ活動まで、さまざまなエピソードを通じて「アーティスト・hide」の生き方を浮き彫りにする。
同映画はYOSHIKIさんの語りで始まり、hideさんのコメントやライブ映像、バンド仲間や音楽関係者へのインタビュー、アニメ―ションで擬人化された白hide・黒hideも登場し、軽快なタッチで構成。
1998年に33歳の若さで急死したhideさん。高校2年の時に横須賀でメタルロックバンド「サーベルタイガー」を結成し、どぶ板通りのライブハウスで初ライブ。1987年に同バンド解散後、美容師になるつもりだったが、YOSHIKIさんとの出会いからX JAPANに参加を決める。独自のビジュアルで音楽シーンに旋風を巻き起こし、その後、ソロアーティスト「hide with Spread Beaver」「zilch」としても活躍した。
毎年5月2日の命日には追悼イベントが行われ、ゆかりの横須賀にも世界各国から熱心なファンらが大勢訪れる。2014年12月、最新の歌声合成技術を駆使したニューアルバム「子ギャル」もリリースされた。
試写会に参加した横須賀在住の映画監督・矢城潤一さんは「コアなファンではないが、元気に跳ね回るライブのhideの姿に涙がにじんだ。ファンは間違いなく観るだろうが、hideを知らない人たちにもぜひ観てもらいたい。こんなハチャメチャで素敵な男がいたことを横須賀の人たちにも知ってもらいたい」と話している。