33歳で横須賀市長に就任した吉田雄人さんは7月10日、「横須賀市長・吉田雄人のユーティングブログ」をスタートした。「ユーティング」とは「雄人の考えていること・していること」の造語で、前市議時代のブログをリニューアルしたもの。
「こんな市長になりたい」-33歳の横須賀市長、新ブログがスタート
7月10日に横須賀市役所へ初登庁した吉田市長は、同日夜に「市長就任」と題してブログに抱負を書き記した。「こんな市長になりたい」として、「尻拭い(しりぬぐい)できる市長」「太陽のような市長」「山のような市長」の3つを掲げる。
「尻拭いのできる市長」とは市職員に対する責任、批判の矢面には自分が立つこと。「太陽のような市長」とは北風と太陽の逸話を例に、選挙で他陣営を応援した人たちも「許し、温かく迎え入れる」という。「山のような市長」にでは、批判や抵抗が数多く待ち受けているが「どっしりと構えて受け止めて、その上で誠実に対応する」としている。
11日朝のブログには「逸見地区の濁り水の発生について」と題し、前夜からの上下水道局の対応や市民への説明・注意事項について掲載した。
市長に就任したとはいえ、市議会では同市長は少数派。初登庁当日に発行されたタウン紙には、議会多数派から選挙方法を批判する「意見広告」が掲載されるなど、波乱含みの幕開けとなった。