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「売れちゃいました!」-横須賀の女子高生、「ネイビーパーカー」150着完売

「ヨコスカネイビーパーカー」のイベント販売を実現し、喜びのジャンプをする女子高生たち

「ヨコスカネイビーパーカー」のイベント販売を実現し、喜びのジャンプをする女子高生たち

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 横須賀の女子高生たちが提案するファッション「ヨコスカネイビーパーカー」のイベント販売が2月28日~3月1日、本町どぶ板通りイベント広場(横須賀市本町2)で行われ、2日間で150着を完売した。

「ネイビーパーカー」販売の合間に、NAVY BURGERをほお張る女子高生たち

 同パーカーは、県立横須賀高校3年の「Y.S.プラス」チーム6人が新しい地域ブランドファッションとして提案。昨年12月から今年2月にかけて行われたまちづくり提案「横須賀学生政策コンペ」(学生団体スカペンコ主催)で、最優秀賞に選ばれたもの。

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 2月に試作品を発表したが、今回イベント用にデザインを見直し、ロゴもシルクスクリーンプリントに改善。白・紺・赤など5色のパーカー150着を自主製作。「自分たちが作ったパーカーの反響を試したい」と実験販売に踏み切った。

 イベント販売を企画する途中で壁にぶつかった。「NAVY」ロゴが商標登録されていることが分かり、「中止か続行か」数日間悩み続けたことも。メンバーで協議した結果、先方企業の法務担当者と電話で相談、Eメールで資料も送った。翌日、「今回の限定販売を認め、商標を無償提供する」との連絡。メールには「地域がファッションで活性化されるというコンセプト」に感銘を受けたとの言葉も添えられていた。販売予定日の3日前のことだった。

 女子高生たちはツイッターやフェイスブック、LINEなどソーシャルメディアを駆使して同級生に呼び掛け、予約用ウェブサイトも手作り。事前に130着の予約を受注した。当日分20着と予約者への受け渡しのため、どぶ板商店街の協力を得て特設テントを設置。

 同級生モデルが出演する動画CM(iPhoneで作成)を流しながら対面販売を行い、購入者には手書きの「Thank You Card」や商店街ガイドブックも手渡し、「地域ブランドパーカーを着て街歩きをしよう」とPRした。

 キャッチコピーは「肌に触れられるヨコスカの新しいメディア、ヨコスカネイビーパーカー」。地元の海をイメージし、カモメ・いかり・三浦半島の絵柄をデザインプリント。「READY PARKA FOR PEACE(パーカーで平和を)」の文字も入れた。横須賀にちなんだ色彩として、シーガルホワイト・ヨコスカネイビー・ペリーブラック・フリゲートグレーなど独自の呼び方も工夫した。

 同チーム代表の八村美璃さんは「自分たちが楽しめて地元愛を感じてもらえるファッションで街を盛り上げたい」という。「同級生や先輩の応援もうれしかった。新しい出会いもたくさんあり、皆さんから激励の言葉も掛けていただき感謝の気持ちでいっぱいです」とほほ笑む。

 3月4日には、吉田雄人・横須賀市長にプレゼンするチャンスも与えられており、若い世代の果敢な取り組みに地元関係者の注目が集まっている。