横須賀の高校生・大学生らが地域の課題について政策提案を行う「横須賀学生政策コンペ」が12月7日、コワーキングスペース「ヨコスカテラス」(横須賀市小川町19)で開催された。横須賀出身の大学生らがつくる学生団体「スカペンコ」が主催。
当日は横須賀・三浦半島在住の高校生・大学生・大学院生ら25人が参加。2~6人のチームを作り、若者の人口流出など横須賀の現状や課題を出し合い、自らが考える「理想の街」「こうあってほしい街」についてブレインストーミング。テーマは自由で、「学生らしい提案」を生み出すことが狙い。グループ毎に意見をまとめ、第1回目のプレゼンも行った。
県立横須賀高校2年・3年の女子生徒7人も参加。模造紙にアイデアを書き込んだポストイットを数十枚も貼り、議論を重ねた結果、「魅力のあるまちYOKOSUKA」をキーワードに、外国人が多い横須賀らしさをPRするネイビーファッションを提案。大学生グループからは国際交流やイベントなどを促進する「活気のあるまち」「交流が盛んなまち」などのプレゼンも。今後、回を重ねてブラッシュアップを行い、パワーポイントを使った発表会を行う予定。
同グループ代表の竹岡力さん(成蹊大学2年)は「学生自身が横須賀の街の現状について認識を深め、自分たちの力で対策を考えていこうという企画」といい、「政治に無関心にならなず積極的に発言していきたい」と話す。
2回目以降は審査員を招いて選考会を行い、最優秀グループは「市長室でプレゼンする権利」を獲得できる。審査員には、若者と政治をつなぐNPO法人Youth Creat代表の原田謙介さん、NPO法人横須賀創造空間代表の藤野浩章さん、横須賀青年会議所メンバー、横須賀市都市政策研究所スタッフを招く。
第2回の中間発表会は2015年1月5日18時~、最終発表会は2月8日17時30分~。会場はヨコスカテラス。