東京湾に浮かぶ無人島・猿島(横須賀市猿島)で1月25日、要塞跡の古いレンガ積みトンネルを活用して映画鑑賞するイベント「無人島シアター 海に浮かぶレンガの要塞」が開催される。企画・運営はトライアングル。
猿島は周囲1.6キロ、明治期に造られた要塞・砲台跡が数多く残る島。普段渡ることができない夜の猿島に渡航。歴史遺産のフランス式レンガ積みトンネル内にスクリーンを設置し、ショートムービー数本を上映する。案内人は、旅する移動映画館「キノ・イグルー」。
キノ・イグルーは、有坂塁さん・渡辺順也さんによって設立された移動映画ユニット。全国各地のカフェ・雑貨屋・美術館などさまざまな空間で、世界各国の名作映画を上映。アーティストとのコラボレーション、映画祭のディレクションなど自由な発想で映画の楽しさを伝えている。
同企画を担当する大森英一郎さんは「夜の無人島を貸し切り、凛(りん)とした空気の中で特別な時間を共有するシネマ企画。寒い時期なので防寒対策や懐中電灯持参で来島してもらえたら」と話す。
開催時間は17時~19時頃。三笠桟橋に集合。定員20人。料金は3,000円(乗船料含む)。「すかたび」サイトから予約できる。問い合わせはトライアングル(TEL 046-825-7144)まで。