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キタイワトビペンギン、「共同保育所」を形成-京急油壺マリンパーク

クレイシ(共同保育所)で身体を寄せ合うペンギンの子どもたちと、周囲を警戒する大人ペンギン(写真提供=油壺マリンパーク)

クレイシ(共同保育所)で身体を寄せ合うペンギンの子どもたちと、周囲を警戒する大人ペンギン(写真提供=油壺マリンパーク)

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 京急油壺マリンパーク(三浦市三崎町小網代)では、4月中旬にキタイワトビペンギンの赤ちゃん5羽が誕生し、ペンギンたちが集団で子育てを行う「クレイシ」(共同保育所)が形成され、そのほほえましい様子が見学者の人気を集めている。

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 クレイシとは、親ペンギンが採餌している間、赤ちゃんペンギンたちが1カ所に集まり、周囲のペンギンが世話をしたり外敵から守ったりする習性のこと。同パークでは、親ではないペンギンが赤ちゃんペンギンの毛づくろいをしたり、イラズラしようとするペンギンをしかったりする様子なども見られる。

 国内施設でクレイシを観察できる機会は珍しく、個体数がそろわないと形成されない。これまで48羽の赤ちゃんペンギンを飼育した同パークでも、「平成18年に観察して以来、7年ぶり」だという。クレイシは、鳥類約9,000種のうち、ペンギン・アザラシ・フラミンゴなど約10種に見られる育児形態。

 同パーク担当者は「ペンギンの赤ちゃんたちが身体を寄せ合っている姿はほほえましく、来場者の皆さんからも好評」といい、「赤ちゃんの毛が生え変わり、自力で餌が取れるようになる6月末頃までクレイシが観察できそう」と話す。

 営業時間は9時~17時。入園料は、大人1,700円、中学生1,300円、小学生850円。問い合わせは同パーク(TEL 046-880-0152)まで。

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