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横須賀中央で「まちコン」、独身男女500人結集-飲食店街にぎわう

「まちコン横須賀」の乾杯風景。個性的な店舗の雰囲気を味わいながら出会いの場を提供

「まちコン横須賀」の乾杯風景。個性的な店舗の雰囲気を味わいながら出会いの場を提供

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 京急横須賀中央駅周辺の飲食店18店舗を会場に7月7日、大規模合コンイベント「まちコン横須賀」が初開催され、市内外から独身男女500人が参加して盛り上がった。

うなぎ料理店も20代~30代の若者でにぎわった

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 主催は横須賀集客促進実行委員会、ヨコスカ海軍カレー議員連盟などで構成する「まちコン横須賀事業実行委員会」。各地でまちコンを運営するチャンバーメディア(東京都新宿区)が協力した。

 当初の定員は男女各200人の合計400人だったが、締め切り直前に申し込みが殺到し、定員を500人に急きょ増やして開催した。参加者の内訳は、同市内参加が約6割で、東京・横浜・埼玉・栃木など市外からの参加が約4割。年齢層は、20代が約4割、30代が約5割、40代以上の参加が約1割だった。

 参加店は、地元食材にこだわる路地裏の本格フレンチ「Chez田坂」「花野家」「Belle Neige」、イタリアン「Y's」、懐石料理「割烹住よし」、牛たん料理「西洋軒」、洋風居酒屋「おやじの台所」、隠れ家的な「URA BAR」「ウエスタナ」など個性的な店がそろった。普段は閉店している昼下がりの時間帯に営業し、各店自慢の料理メニューを用意しフリードリンク制。

 当日は、昼過ぎから駅前Yデッキで受付が行われ、同性2人1組の参加者には目印の青いリストバンドと参加店マップを配布。1軒目は指定された会場へ行き、2軒目以降は自由に店を選べるシステム。14時~17時30分までの開催中に3店舗を回ることができた。

 2軒目以降は、参加者のバラツキが一部で見られたが、約40人のボランティアスタッフがトランシーバーなどで情報交換しながら誘導に当たり、空いている店に案内するなど人数が均等になるよう配慮された。入れ替え時間が15分間と短かったため、料理を用意する飲食店側が対応に追われた。

 参加者からは、「普段行けないような店にも入れて雰囲気を味わえた」(市内24歳女性)、「都内通勤で市内店舗はあまり利用していなかったが地元の店を見直すきっかけになった」(市内30代女性)、「横浜より南に来たことがなく初めての横須賀で新しい発見があった」(横浜在住35歳女性)、「横須賀は面白い店が多い、2次会も行く」(相模原在住30代男性)などの声も。

 女性からは「グルメ重視と友だち作りの両方狙い、いい人に出会えたら」という声が多く、男性は出会い重視という傾向が見られ、まちコンならではの気軽さで参加した人も多かった。1軒目では席が選べないこともあって男女とも様子見が多く、2軒目以降の自由行動になってからは携帯メルアドを交換する姿も見られた。

 参加費は男性6,000円 女性4,000円。早期割引で500円安くなることから早期申し込みを利用する女性が多かった。男性はギリギリになって申し込む傾向も。

 飲食店からは「普段は年齢層が高い店だが若い人が大勢来てくれ、店を知ってもらう機会になった」(うなぎ料理・河金)。「素材にこだわったまちコンメニューを用意して店の個性をアピールした」(フレンチ・Chez田坂)など人気店には行列もできた。

 まちコン終了後、米が浜通りの飲食店ではアフターまちコン「よこすか七夕ナイト」も同時開催。地元常連客らが浴衣姿で集まったほか、まちコン参加者の一部も2次会利用に流れた。

 同事務局の安田憲二さんは「キャンセル待ちも含めて700人以上の応募があった。夕方からの2次会利用も多かった」と話す。今回は市商業観光課など行政主導の開催だったが、継続的な開催により経済効果も期待できるという。「今後は商店街有志の活性委員会などが主体となって開催できれば」(安田さん)とも。

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