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ご当地カレーグランプリ、「会津地鶏カレー」に-横須賀・カレーフェスに4万人

ご当地カレーグランプリに輝いた「会津地鶏カレー」ブースには、長い行列ができた

ご当地カレーグランプリに輝いた「会津地鶏カレー」ブースには、長い行列ができた

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 三笠公園(横須賀市稲岡街)で「よこすかカレーフェスティバル2013」が5月11・12日に開催され、同フェス初企画「全国ご当地カレーグランプリ」に会津地鶏カレー(福島県会津若松市)が選ばれた。カレーの街よこすか推進委員会、同事業者部会が主催。

地鶏の空揚げや焼きとりをトッピングした「会津地鶏カレー」

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 同フェスには、全国33市町村からご当地カレーが出店。そのうち地域を代表する名物カレーと認定された12地域の団体がカレーグランプリにエントリーした。11日に来場者の人気投票を行い、カレー事業者・一般審査員による審査も合わせ、12日に表彰式が行われた。

 審査委員長の井上岳久さん(カレー総合研究所)は「人気投票の得点も高く審査員全員一致で1位を選んだ。会津地鶏カレーは完成度が高く、ブラックとレッドの2種類のカレールーがあり混ぜ合わせて食べてもおいしい」と評価した。

 会津チーム代表の鈴木康弘さんは「予想もしなかったことで驚いている。9年連続でカレーフェスに出店し、その成果が花開いたようだ」と笑顔を見せた。会津名物・地鶏が入ったカレーで、黒カレーは会津産たまねぎを地鶏の脂でローストした熟成カレー。赤カレーは熟成トマトを豊富に使ったさわやかな味わいが特徴。

 2位には、埼玉県北本市の「北本トマトカレー」が選ばれた。名産の北本トマトをライス、ルー、トッピングにも使ったフルーティーなカレー。トマトを豚肉で包んだトマトカツが付く。同チーム代表の小松政毅さんは「レシピは市民から一般公募したもの。トマト嫌いな子どもにも食べさせたいという愛情が込められたカレ-。市内各店でも工夫を凝らしており、受賞を機に全国区のカレーを目指したい」という。

 カレーマスター賞には、長野県大鹿村の「大鹿村ジビエカリー」。同村は住民(約1,100人)より野生鹿(約3,000頭)のほうが多いという土地柄。料理しにくい鹿肉をじっくり煮込んで柔らかくし、気軽に食べることができるよう工夫したカレー。同観光協会の平瀬長安さんは「ジビエカレーは外国人にも人気で、カレーフェスに参加することで知名度もアップした。ファンをさらに増やしていきたい」と意欲を見せる。

 カレー専門家の井上さんは「B級グルメなど各地で盛んだが、カレーだけのグランプリはまだ珍しく画期的なイベント。カレーの聖地・横須賀からご当地カレー文化を全国に発信するきっかけになれば」と話している。

 会場には全国カレーエリアやカレーバイキングエリア、物産エリアなどが設けられ,、約80団体が出店。11日は雨天にもかかわらず約7,000人が来場。晴天となった12日には、約3万3,000人が集まりにぎわった。

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