金・銀・銅のメダルカラーがそろったカンパチが京急油壺マリンパーク(三浦市三崎町小網代)で公開され、ロンドン五輪開幕を前に人気を集めている。
同パークでは、オリンピックイヤーの今年5月に偶然入手した金色と銀色の珍しい色をしたカンパチに加え、通常色のカンパチを銅のメダル色に見立て、3色のカンパチを一般公開したもの。
金色のカンパチは、愛媛県から三崎港に出荷された中に2尾混ざっていた養殖魚。銀色のものは、佐島漁港(横須賀市)の定置網に掛かった天然モノで、水産業者から「珍しい」と同パークに預けられた。体長は約50~60センチ。
魚の体色は、細胞の色素が複雑に組み合って現れるが、「色素の異常により金色と銀色の個体になったと考えられる」(同パーク)という。ブリの仲間でもあるカンパチは、日本各地で大きさによって呼び名が変わる「出世魚」。
同パークでは「自然界の中で変異した個体が生き残るのは珍しく強運の持ち主。金銀のカンパチのように、オリンピックでも日本代表の活躍でメダルラッシュになれば」(広報担当者)と話している。
営業時間は9時~17時。入園料は大人1,700 円、小学生850円。問い合わせは同パーク(TEL 046-880-0152)まで。