桜などの花をテーマにした「つるし雛(びな)」展が現在、メルキュールホテル横須賀(横須賀市本町3)1階ロビーで行われており、大勢の女性客らが見学に訪れている。
色とりどりの和布などで作った5,000個以上の作品が並ぶ。地元女性グループ「結(ゆい)の会」の72人が持ち寄ったもので、開催は8回目。
伝統的なつるし雛のほか、ちりめんの布地を使ったピンク色の桜の花びら、キク・キキョウ・アサガオ・ボタンなどの花びら、干支(えと)にちなんだタツノオトシゴの飾り、昭和初期の花嫁衣裳を再生した「江戸妻」のタペストリーなどの作品も展示する。
同会代表の三谷孝子さんは「自宅に眠っていた着物の生地を交換し合ったり、再生してひな飾りができる。子や孫への思いを込めて手作りしたもの」といい、「県外からのお客さんや毎年楽しみに見学に来てくれるリピーターも多い」と話す。
3月4日まで。開催は10時~17時。期間中、同ホテル1階カフェラウンジで「さくらのモンブラン」「桜と抹茶のムース」「さくらのいちごロール」(480円)など桜にちなんだスイーツも提供する。