暮らす・働く

海が見える美術館でウエディング-横須賀美術館、自然ロケーションが好評

海が見える横須賀美術館で挙式、幸せいっぱいの新郎新婦

海が見える横須賀美術館で挙式、幸せいっぱいの新郎新婦

  • 0

  •  

 「恋人の聖地」にも選ばれている横須賀美術館(横須賀市鴨居4)で11月12日、海が見えるロケーションを利用したウエディングが行われ、挙式した新郎新婦や友人たちの幸せな笑顔が会場にあふれた。同美術館での挙式は3組目。

美術館のロケーションを生かし、青い空と海をバックにウエディング

[広告]

 挙式したカップルは、同市在住で米海軍横須賀基地に勤務する石井達雄さん(44歳)、コンピューター会社で働く敦子さん(39歳)。挙式は、同美術館の屋上広場を使った人前式スタイルで、12本のバラを花嫁に贈ってプロポーズする「ダーズンローゼズ」のセレモニーも。青い海をバックに指輪を交換して愛を誓い、周囲から祝福の拍手が湧いた。

 新婦の敦子さんは浦賀出身で「タウン誌で美術館ウエディングがあることを知り、挙式するならここでと決めた」という。美大で学芸員の資格を取得後、米国留学を経てマイクロソフト本社に勤務経験を持つ敦子さんは、3年前に帰国。「地元に戻って横須賀の魅力を再発見しています」とほほ笑む。

 新郎新婦は、SNS「フェイスブック」「ミクシイ」などで美術館挙式を知らせると友人たちから驚かれたという。式に参列した20代女性は「青い空と海が見えるすてきなウエディングに感激。自然に囲まれた温かい雰囲気のセレモニーで、自分の結婚式もこんな場所でできたら」と声を弾ませる。 

 新婦の父親・宮井新一さんは郷土史研究家。宮井さんは「40年前に自分たち夫婦も隣の観音崎京急ホテルで挙式した。ゆかりのある場所で感慨深い」といい、「美術館のロケーションを生かした新しい形の挙式を歓迎している」と笑顔をみせた。

 挙式後、夕暮れの海を眺めながら同美術館レストラン「アクアマーレ」で披露パーティーも開催。式のアテンドは、観音崎京急ホテルのウエディングプランナーが担当した。

 同美術館は2007年、「愛を告白できるデートスポット」としてNPO法人・地域活性化支援センター(静岡県静岡市)により「恋人の聖地」に選定されている。

 同美術館運営課の遠藤創太郎さんは「今後も年2回程度、ウエディング会場を市民の皆さんに提供する予定。利用者の声を聞きながら新規需要も開拓できれば」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース