三浦半島を舞台にカフェ・雑貨店などを移動しながら営業する自転車屋ユニット「岬自転車商會」がGW中の4月29日より、森戸海岸周辺のカフェで活動を始めた。企画・運営はアウトドア店「3ノット」(横須賀市秋谷)。
同商会は、自転車文化を伝えたいとデザイナー・写真家・会社員などさまざまな職業のメンバー10人で設立。レトロ自転車の販売・修理、自転車グッズなども豊富にそろえ、カフェ・雑貨店などとコラボして自転車愛好家が交流するサロンを各地に設けるもの。「三浦半島の灯台を目指して走る人と自転車をサポートする自転車屋ユニット」(同商会)だという。
4月29日~5月1日に「ギャラリーCENTORO」、5月3日~5日に「レインボーカフェ」(葉山町堀内、TEL 046-887-0086)で臨時営業。5日には自転車フリーマーケットも予定する。同商会では、1970年代の英国製自転車などの展示、サイクルジャージ、レトロなサドルバック、 オリジナルサコッシュ(補給袋)、オリジナルTシャツ、サイクリストアウトドア用品などを販売するほか、レンタサイクルも扱う。
三浦市のパン工房「充麦(みつむぎ)」と共同開発したサイクリスト用「自転車補給パン」(350円)、米国製自転車をこいでミキサーを動かして作るミックスジュース作り(500円)も。パンク修理ワークショップ、安全な乗り方&マナー自転車教習なども設ける。
代表の寒川一(さんがわはじめ)さんは「子どもの頃から自転車屋を開くのが夢だった。中学・高校時代に日本各地を自転車で旅したことも。島国・日本の多くの道の果てには岬があり、いつも白い灯台がやさしく迎えてくれた」と店名の由来を語る。「道端の花、かおる風、峠道のつらさ、途中で沸かすお茶のうまさ.など旅の道中そのものが楽しくて仕方がなかった。そんな楽しさを皆さんと共有できれば」とも。
寒川さんは「三浦半島には田園風景や田舎の商店街など懐かしい風景が数多く残る」といい、「美しい自然やおいしい食べ物も盛り込んだサイクリングマップも提供。初めて自転車に乗ったときの感動や自由な気持ちをサイクリングを通じて感じてもらえたら」と話す。
同商会には、「充麦」「カフェ・ミサキプレッソ」などのサポートショップがあり、同商会ロゴ入り自転車用スタンドを設置し、「自転車乗りを笑顔で迎えてくれる」(同商会)という。ブログやツイッター(@misaki_jitensha)でもサイクリング情報などを発信していく。
5月14日には、「三浦半島灯台一直線サイクリング」を開催予定。三浦半島で自転車乗りを歓迎するサポートショップも募集している。問い合わせは同商会(3ノット内、TEL 046-845-5550、Eメール=san@navy.plala.or.jp)まで。