横須賀・追浜商店街の若手飲食店グループが4月17日、「人と人とのつながり」をテーマにした食のイベント「おっぱま夢マルシェ」を開催する。会場は追浜銀座通りB-1広場（横須賀市追浜本町1）。東北産食材なども販売し、震災チャリティー活動も行う。

　同グループの下澤敏也さんらが「追浜活性化委員会」を発足させ、飲食を通じて地元商店街を盛り上げようと企画したもの。「笑顔とありがとうの言葉があふれる街にしたい。昔ながらのコミュニティーの温かさや商店街の良さをアピールし、地元をもっと好きになってもらえたら」と下澤さん。

　当日は飲食店・生花店など7店が参加。母の日用に紙コップで作るフラワーアレンジメント教室、子どもたちの焼き鳥作り体験、地元食材を使った総菜、三浦半島の地魚販売、シコイワシのつかみ取り取りなどのイベントを行うほか、東北地方の日本酒や仕込み水、宮城県産ササニシキなども販売する。

　17日には、東日本大震災の被災地・宮城県名取市で、神奈川県の外食企業11社「かながわイレブン」が炊き出しイベントを実施予定。追浜のグループもこれに呼応し、炊き出し用食材を提供するほか、義援金や救援物資の募集も行う。募金などは名取市のボランティアセンタ－に直接寄付する。

　下澤さんは「震災後、人と人とのつながりが大事だと強く感じている。地元食材に加えて東北産食材も販売するなど地域連携で後方支援したい」とし、「経済を活性化することで復興を応援する輪が広がれば」と話す。

　開催時間は9時～13時。「おっぱま夢マルシェ」は毎月第3日曜に定期開催する予定。