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新安浦港で朝市、新名物「横須賀産カキ」に行列-「カキごはん」も好評

新安浦港の朝市で「横須賀産カキ」が販売され、買い物客の行列ができた

新安浦港の朝市で「横須賀産カキ」が販売され、買い物客の行列ができた

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 横須賀東海岸の新安浦港(横須賀市平成町)で1月29日、同港周辺で養殖された「横須賀産カキ」が販売され、買い物客の長い行列ができた。横須賀東部漁協・横須賀支所がカキの試験養殖を行っており、一般販売は2年目。

横須賀産カキを使った手作りの「カキごはん」も好評

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 当日の朝市で、同港で水揚げされた約3,000個のカキを販売したほか、同漁協婦人部が手作りした「カキごはん」も提供されて好評だった。東京湾名物の地ダコ、メバル、ワカメなども販売。カキは貝殻が約10~15センチの大きさに育ち、試食用に蒸したカキも並べられ、家族連れなどが新鮮な地元産カキを味わった。カキは10個入りパックで1,500円。

 同支所では、10年前から一部漁師らによって養殖実験が行われており、2009年より組合員総出で取り組み始め、約1万個のカキを養殖する。昨年までは手作業でカキの洗浄作業を行うなど手間が掛かったが、今回から市の助成金でカキ洗浄機も導入し、作業の効率化を図った。

 カキを試食した市内の弁当販売業者は「身がプリプリしておいしい。地元の新しい食材として期待できる。安定供給できるようになれば季節弁当などに使いたい」という。同漁協支所長の斎藤浩昌さんは「カキごはんも人気で、すぐに売り切れた。現在は年に数回の販売だが、横須賀産カキを地元名物としてじっくり育てたい」と話す。

 同港近くの横須賀新港埠頭では、平成24年度中に「新港にぎわいゾーン」が計画されており、農水産物直売所や地産地消レストラン、観光客用大型駐車場の設置も予定。「新しい販路を作ることでカキの養殖量も増やすことができる」(同市農林水産課)としている。

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