横須賀本港周辺で10月19日、海上自衛隊「観艦式」開催に併せて艦船を夜間イルミネーションで飾る「電灯艦飾」がはじまり、夜の港が幻想的な明かりで彩られた。

横須賀本港で海自艦船が幻想的なイルミネーション

　横須賀の港には護衛艦26隻が集まり、18時から各艦船が一斉にイルミネーションを点灯。20 日朝からは、国際信号旗などをマストいっぱいに飾り立てる「満艦飾」も行う。「艦内一般公開」も予定され、横須賀新港・船越・吉倉の各港で「さざなみ」「ちはや」「いなづま」など護衛艦10隻を公開するほか、横浜・木更津でも実施する。

　自衛隊観艦式は3 年に一度開催される海自最大のイベント。19日～25日までの期間中、鳩山首相が観閲する「観艦式」（25日）のほか、横須賀・横浜・木更津・から出航する観艦式予行、体験航海なども行う。

　観艦式の起源は1347年に英国王エドワード3世が自ら率いた艦隊を観閲したことにはじまり、日本では1868（明治元）年に初めて行われた。海自では1956年に「自衛隊記念日」が制定されたことから、記念日行事として実施するもの。今年で26回目。

　電灯艦飾は20日・22日・24日、18時～21時30分。艦内一般公開は20日・22日＝13時30分～16時30分、24日＝10時～16時30分。詳細はサイトで確認できる。