横須賀中央のカレー店「ニルヴァーナ」(横須賀市大滝町2、TEL 046-821-5227)、「ロータス」(本町3)で4月28日、ネパール大地震救援チャリティー箱が設置され、募金活動を呼び掛けている。
同店は、ネパール出身のウオスティ・ロクナトさんが経営。在日ネパール協会の支援要請を受け、店頭で募金活動を始めた。同協会は、在日ネパール大使館と連携して募金口座を開設し、義援金を集めている。
4月25日、ネパール中部でマグニチュード7.8の地震が発生し、首都カトマンズほか広い地域で歴史遺産を含む多くの建造物が倒壊。5,000人以上の死亡が確認され、被害はさらに拡大するとみられている。
同協会によると、人口密度の高い都市部では食料や水、医療品などあらゆる物資が不足。家屋の倒壊を逃れた人たちも余震が不安で広場に避難しているという。
ロクナトさんは来日して15年。横須賀市内で8年前にネパール料理店を立ち上げ、地域に密着した店作りをしている。4年前の東日本大震災では、被災地の宮城県・岩手県の避難所に出向き、カレー料理を提供したという。
「ネパールでは85年ぶりの大地震で、在日ネパール人仲間も驚いている。被災地救援のため日本各地の同胞と連絡を取り合い、募金活動をスタートした」とロクナトさんは話している。
横須賀市では、5月9日・10日に開催するカレーフェスティバル会場(三笠公園)で、ネパール救援募金箱を設置する予定だ。