第2次大戦時に建造された巨大戦艦「大和」をバーチャルリアリティ(VR)の技術を駆使して再現するプロジェクトが1月24日・25日、横須賀の「記念艦三笠」(横須賀市稲岡町)で実施される。
「戦艦大和バーチャルリアリティ復元計画」と題された同プロジェクト。仮想現実を体験するヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift(オキュラスリフト)」を使い、頭の動きに合わせて実物大に再現した「戦艦大和」をさまざまな角度から疑似体験できるもの。
ゲームクリエイターの仁志野六八さんらがクラウドファウンディング「CAMPFIRE」で開発資金を募り、原寸大の3DCGで「乗れる、そして動く実物大の大和」を復元する。目標金額を達成するごとに、細部までこだわったCGを追加製作していくという。「ありし日の軍艦の雄姿をこの目で見たい」(仁志野さん)。
今回は「試験航海」という位置付けで、三笠の第7砲室を会場に試作版体験会を行う。夏までに竣工予定。全外観、艦橋内部、全力航行中のシーン、主砲発射シーンなども再現したいという。
記念艦三笠は明治期の日本海海戦で活躍した戦艦。開館時間は9時~16時30分。観覧料は大人600円、高校生300円。