横須賀沖に浮かぶ無人島・猿島で7月12日、同島の活性化プロジェクトに取り組む横須賀市立馬堀(まぼり)中学校の生徒たちが名産わかめを使ったカップラーメン「猿島わかめラーメン」をお披露目した。
同校生徒らが、猿島をイメージしたラーメンの商品開発に取り組んだもの。スープ・かやくなどを何度も調合して試作を繰り返し、パッケージのイラスト案も描いたという。海や潮風を連想させるさっぱりした塩味スープ、シコシコした食感の細い麺。「猿島わかめ」をたっぷり使い、燻製わかめトッピング付きのオリジナル・カップラーメンが完成した。
「猿島ミッション」と題した同プロジェクトは、猿島航路を運航するトライアングルとコラボ。横須賀市教育委員会、横須賀商工会議所、民間企業との協働で実施する 「よこすかキャリア教育推進事業」の一環。職業体験を通じて、商品開発から消費者に渡るまでを実際に学び、将来のキャリアに活かしてもらおうという試みだ。
昨年10月より、同中学1年の生徒らが猿島を活性化するアイデアを出し合った。今年2月に、11人の選抜チームでカップラーメンの商品開発をスタート。猿島わかめの収穫体験ほか、ネーミング、宣伝方法まで考えた。
「猿島わかめラーメン」は1個300円(税別)、初回3,000個を販売。猿島島内の売店などで販売する。問い合わせはトライアングル(TEL 046-825-7144)まで。