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横須賀に絵本カフェ「うみべのえほんや ツバメ号」-世界各地の絵本並ぶ

海をイメージした絵本カフェ「うみべのえほんや ツバメ号」

海をイメージした絵本カフェ「うみべのえほんや ツバメ号」

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 世界各地の絵本をそろえた絵本カフェ「うみべのえほんや ツバメ号」(横須賀市津久井1、TEL 046-884-8661)が3月中旬、京急津久井浜駅前にオープンして人気を集めている。

お気に入りの絵本を手に、笑顔をみせるオーナー・伊東ひろみさん

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 店内には、外国語絵本や仕掛け絵本、ロングセラー絵本など新刊・古書約500冊を並べ、カフェスペースも併設。近くにはイチゴ農園があり、イチゴ狩りに訪れる観光客や会社帰りの人、主婦などが集まる憩いの場になっている。

 店のオーナーは同市長沢在住の伊東ひろみさん(50歳)。学生の頃から絵本好きだった伊東さんは「いつか店を持ちたい」と思い、2年前に絵本のネットショップを開設。長男が社会人になり、大学生の次男も成人したのを機に独立し、念願の絵本カフェをオープンした。

 空き家になっていた元クリーニング店を改装し、海をイメージするネイビーブルーと白を基調にした店作り。2階部分は現在改装中で、イベントスペースとして活用したいという。

 店名は、10年前に亡くなった夫の思い出の本「ツバメ号とアマゾン号」(アーサー・ランサム著)のヨット名に由来。経理事務の仕事をしながら、女手ひとつで2人の子を育て上げた伊東さんは「50歳からのチャレンジ。息子たちも『自分の好きなことをやってみたら』と応援してくれました」とほほ笑む。

 カフェのメニューは、市内の専門店「宍戸珈琲」オリジナル焙煎豆を使ったコーヒー(380円)、カフェインを抜いたデカフェコーヒー(430円)、自家製ジンジャエール(400円)。安田養鶏場の地卵を使った手作りスイート(230円~)など。新刊・古書の絵本も販売する。

 「大人も子どもたちも楽しめる絵本カフェを目指しています」という伊東さん。「絵本朗読と音楽を組み合わせたライブイベントなども考えている。皆さんに夢を感じてもらえるようなお店に育てていけたら」と話している。

 営業時間は10時~19時。水曜定休。店舗面積9坪。カフェスペース10席。

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