防衛大学校(横須賀市走水1)の伝統競技で春の風物詩「カッター競技会」が4月26日、走水海岸沖で実施される。
カッター競技は、艦船に積み込まれる長さ9メートルの手こぎボートに12人の選手が乗り込み、木製オールでこいで速さを競い合うもの。同競技は、2学年の学生を対象にしたもので「上級生への登竜門」と呼ばれ、体力・気力・団結心の強化を狙いとしている。
1クルーは、艇指揮、艇長、漕手12人、予備員2人の16人。2,000メートルのコースで順位を争うタイムトライアル競技。この競技会のために、学生たちは4月始めから約3週間にわたり、4学年の先輩学生から指導を受けながら猛練習に励むという。
競技会では、予選6レースと決勝1レースを実施して優勝チームを決める。予選には5~6艇が出場し、それぞれの1位が決勝に進出。クルー対抗、2個クルーの総合成績で競う中隊対抗、4個中隊の総合成績で競う大隊対抗などが行われる。
開催時間は、予備レース=8時30分~12時30分、決勝レース=14時~15時。走水の観音崎京急ホテル周辺、走水ボードウオーク(遊歩道)などから観戦できる。