横須賀市は7月14日より、市内唯一の水源・走水水源地のPRを目的に天然ミネラルウオーター「よこすか名水 走水湧水」のペットボトル販売を始めた。3年前に販売して好評だったことから販売を再開し、水の名産品として売り出す。
走水水源地の裏山に残る「市営覚栄寺裏山貯水池」(明治41年完成)
走水水源地を観光資源としてPRし、「水の地産地消」やシティーセールスも視野に、新しいパッケージデザインを採用。走水の湧水は、軟水が多い国内のミネラルウオーターの中では数少ない「中硬水」に分類され、天然ミネラル・カルシウム・マグネシウムなどが含まれる。
同水源地は、1876(明治9)年に横須賀造船所のフランス人技師ヴェルニーが走水の豊富な湧水を利用して約7キロの水道管を敷設したことに由来。1908年に同市が払い下げを受け、市営水道の運営を始めた。走水の湧水量は、1日約2,000立方メートル。
ペットボトル2万8,800本を製造.。サイズは350ミリリットルで、価格はオープン価格。横須賀酒販協同組合に加盟する酒販店、すかなごっそ、ヨコスカドブイタステーション、YYポートなどで販売する。酒販店ではケース(24本)単位で市内宅配も受け付け、価格は1ケース2,600円(宅配料込み)。問い合わせは同市上下水道局(TEL 046-822-8607)まで。