干支(えと)の卯(うさぎ)や桜をテーマにした「つるし雛(びな)特別展」が現在、「メルキュールホテル横須賀」(横須賀市本町3)1階ロビーで行われており、ホテルを利用する外国人観光客などの目を楽しませている。
会場には、和布などを使って制作した5千個以上の作品が飾られており、地元女性グループ「結(ゆい)の会」の約70人が持ち寄ったもの。開催は7 回目。
伝統的なつるし雛のほか、淡いピンク色をした桜の花びらの下に、うさぎ顔をした雛人形の行列、孟宗竹に入ったうさぎ雛などユニークな作品も並ぶ。
結の会代表の三谷孝子さんは「主婦たちが孫の幸せを祈りながら、心を込めて手作りしたもの。桃の節句だけでなく、お祝い事のたびに自宅で飾って楽しんでいる人も多い」という。「骨董市(こっとういち)などで古い布地を探したり、自宅に眠っていた着物の生地を交換し合ったり、布選びから楽しみながら作っている」と話す。
3月6日まで。期間中、同ホテル1階カフェラウンジで「桜のティラミス」(480円)も提供する。