京急汐入駅前のメルキュールホテル横須賀(横須賀市本町3)1階ロビーで12月6日より、アイルランドの子どもたちが描いたガリバーの絵はがきと写真展「ガリバー・ギャラリー」が開催されている。主催は「よこすか未来塾」。
絵はがきは、小説「ガリバー旅行記」の作者ジョナサン・スウィフトゆかりのアイルランド共和国カウンティー・カーロウの小学生たちが「ガリバー日本上陸300年」を記念して描いたもの。同国在住のツアーガイド・山下直子さんが呼び掛け、日本に送られてきたという。
同ギャラリーでは、絵はがき67点のほか、「観音崎フェスタ」などのガリバー・イベント記録写真、アマチュア無線クラブ「浦賀ガリバーファミリークラブ」の交信証(QSLカード)、伊東市在住の彫刻家・重岡建治さんの作品でガリバーのモデルといわれる「ウイリアム・アダムス(三浦按針)」の胸像なども展示。
「ガリバー旅行記」の中でガリバーが日本に上陸した場所「Xamoschi(ザモスキ)はKannonsaki(観音崎)」との説を基に、よこすか未来塾は「街のにぎわい作りと子どもたちに夢を与えたい」とガリバー上陸イベントを開催している。
同未来塾の桐ヶ谷良之さんは「ガリバーが縁となり、アイルランドや伊東市との市民交流も始まった。夢のあるガリバー・ファンタジーを皆さんに楽しんでもらえたら」と話す。
同展は18日まで。12月20日~30日、「ギャラリー55」(同市根岸3)でも開催予定。