横須賀中央の元映画館ライブハウス「Younger Than Yesterday」(横須賀市大滝町2、TEL046-828-8306)で11月12日、カナダ在住のハモニカ奏者・ケン吉岡さんと横須賀の若手奏者・ハニーボーイ小林さんによる「ブルース・ハープ」のコラボ・ライブが行われる。
ケン吉岡さんは、カナダ・トロントを拠点に活動するブルースハープ・プレイヤーで42歳。鎌倉市出身で、明治大在学中にローリング・ストーンズを聴いてロックとブルースに目覚めたという。1994年にトロントへ渡り、北米で音楽活動を開始。地下鉄の駅でストリートライブを行い、北極圏バフィン島までバンドツアーに出かけたほか、難民ビザでカナダの永住権を取得したという経歴を持つ異色のミュージシャン。「ジェイ・クラーク&ザ・ジョーンズ」のアルバムに参加し、オタワのFM局チャートで1位を獲得している。
ハニーボーイ小林さんは、横須賀の音楽シーンで注目を集める29歳の新進ハモニカ奏者。20歳のときに、夫婦喧嘩をしてギター・ベース・ドラムなど家にあった楽器を妻に全部捨てられ、「翌日こっそり購入したのがハモニカだった」という。以来、シンプルだが無限の表現力を持つブルース・ハープに魅せられ、1日8時間以上の練習を自らに課して、ステージを目指したという情熱のプレイヤー。
小林さんは「憧れのハモニカ奏者・吉岡さんと競演できるチャンスを得た」といい、「小さいけれど心を揺さぶるブルース・ハープのパワーで、横須賀にジャズとブルースを復権したい」と意気込む。
開催時間は19時30分~21時30分。入場料は2,000円(ワンドリンク付き)。