米海軍横須賀基地前の全駐労会館(横須賀市本町2)で6月12日・13日、横須賀ゆかりの艦船模型を集めた「開国の港 横須賀の模型展」が開催され、東京・横浜・川崎などからも熱心な模型ファンが集まりにぎわった。同市の模型マニア・グループ「おおなみ会」が主催し、今年で6回目。
当日は、海上自衛隊「観艦式」の様子を忠実に再現して、700分の1スケールの護衛艦など約40隻の大艦隊を組んだジオラマ模型を目玉出品したほか、横須賀本港のジオラマ、浦賀に来航したペリー黒船艦隊など横須賀の歴史を回顧する艦船模型を中心に約200点が展示された。
歴史コーナーでは、旧横須賀造船所(後の横須賀海軍工廠)で建造された明治期の砲艦「清輝」「橋立」、大正期の「山城」なども出品。旧海軍最後の戦艦「長門」、戦後の海自護衛艦、南極観測船「しらせ」など横須賀を母港とした艦船を集めた。米空母や航空機、アジアの海軍などの特集コーナーも設置し、約20人のメンバーがそれぞれの力作を出品して模型談義に花を咲かせた。
同会代表の原口朝之さんは米海軍横須賀基地・艦船修理部に勤務。「仕事も趣味も船関係」という原口さんは、「年齢を問わず模型ファンが集まって腕を競い合っている。今年は『YYのりものフェスタ』と同時期開催となり、例年より大勢の人が立ち寄ってくれた」と笑顔をみせた。
問い合わせは同会(TEL 045-773-8252)まで。