横須賀中央の「Club Angelo」(横須賀市大滝町2)で12月19日、ジャズ演奏とベリーダンスのコラボレーション・ライブ「Jazz&Belly」が行われた。満員の客席には女性客が過半数を占め、米国的なジャズとアラビアンなベリーダンスの多国籍な組み合わせに歓声が沸いて盛り上がった。
当日は横須賀在住のベリーダンサー「RUKA」さん、横浜・横須賀で活躍するジャズバンド「三好千江子カルテット」が出演。第1部はジャズ演奏、第2部でソロのベリーダンス、第3部でジャズとベリーダンスのコラボ・ライブが行われた。
第3部に入ると、ジャズバンドのメンバーが赤・黒・モスグリーンなどのターバンをまとって登場。「マンテカ」「アルマンズルンバ」「サイドワインダー」のジャズ曲に合わせて、RUKAさんがビキニ・スタイルや白いドレスの仮面舞踏会風の衣装でベリーダンスを披露した。
RUKAさんは「Camarani Danse Orientale Company」 のMAHAさんに師事し、エジプト・トルコへ渡ってベリーダンスを学び、海外・国内のフェスティバルや各地の大道芸などにも参加。ジプシー風オリエンタル音楽アンサンブル「アラディーン」横浜公演のレギュラーダンサー。
ベリーダンスは、イスラム文化圏で古代オリエント時代より続く女性特有の踊りで、母体信仰が起源といわれる。腹部を揺らし、8の字や円を描く動きは大地の息吹や水や大気の循環を意味しているという。1970年代にアメリカ西海岸でヒッピー文化と相まって大流行した。国内では、5年前から20代~40代の女性の間でベリーダンスの愛好家が増えてブームとなっている。
今年12月、横須賀で「RUKA BELLY DANCE COMPANY」を設立したRUKAさんは「ベリーダンスは自分を表現する開放感のある踊り。華やかな衣装を身にまとって非日常感を演出できるため、レッスン希望者が増えている」という。「表現の幅を広げるため、いろいろなジャンルの音楽とコラボしていきたい」と話す。