メキシコ海軍の練習帆船「クアウテモック号」が7月5日、横須賀港に入港した。日本とメキシコとの友好関係樹立415周年を記念して来訪したもの。
4日には千葉県御宿町の沖合を通過し、海上で7発の礼号を響かせた。同帆船は1982(昭和57)年に就役。全長67.16メートル、幅11.99メートル、排水量は1800トン。操艦などに必要な186名の乗員に加え、約90名の士官候補生が乗艦している。
2017(平成29)年に東京・晴海ふ頭にも寄港しており、7年ぶりの来日。「クアウテモック」とはアステカの最後の皇帝の名前で、帆船の優美な姿は「海の騎士」として知られる。
9日まで逸見岸壁に停泊し、乗組員によるガイドツアーや艦内公開(応募終了)も行われる。夜間ライトアップも実施され、隣接するヴェルニー公園などから見学できる。