横須賀市は6月1日、昨年初開催した日本最大級のバンドコンテスト「MIND ROCK AWARD」の2回目の開催に向けたオープニングイベント「MIND ROCK LIVE」をライブハウス「ヤンガーザンイエスタデイ」（横須賀市大滝町2）で開催した。

50歳代後半のおやじバンド「えんぴつ」

　1組目の出演は地元バンド「Rina with GOLD」。「かもめが翔んだ日」（渡辺真知子）、「ロックンロールウイドウ」（山口百恵）と横須賀ソングのロックバージョン、「ルート16」などオリジナル曲を歌って会場を沸かせた。

　その後、2023年の最終審査会に出場した16組のうち3組が出演。50歳代後半の3人バンド「えんぴつ」、Terry Bozzio賞を受賞した「ありったけの世界」、特別賞のサイケデリックロックバンド「やさぐれ」がオリジナル曲を披露した。

　同AWARDは、40歳以上のメンバーを含むバンドやソロアーティストが出場するコンテストで、昨年は全国から200組超がエントリーした。「ロックンロールを音楽のジャンルではなく生き方として捉え、不屈の精神とチャレンジ精神を持つマインドがロックなバンドに贈られるもの」（同市）としている。

　全国のライブハウスにポスターを掲示し、鉄道広告も活用してPRする。優勝バンドにはPV制作を行うほか、「横須賀ロックンロール大使」に任命し、特製スカジャンも贈呈する。

　プロデューサーの野澤孝智さんは「有名ミュージシャンを呼ぶフェスではなく、全国からバンド仲間が集まり、市民が作るロックフェスに育ってほしい」と呼びかける。

　応募締め切りは8月2日。最終審査は9月7日・8日に同ライブハウスで行う。