横須賀市内で「在宅看取り」の普及に取り組む医師・千場(ちば)純さんの密着ドキュメンタリー番組が3月28日夜、BS12スペシャル「人生最終章に花道を~横須賀・町医者が見つめる生と死と、日々~」(21時~)と題して放送される。
過去に在宅死率が全国第1位を記録したこともある横須賀では、およそ4人に1人が自宅で最期を迎えるという。千葉さんはこれまで1,000人以上の「看取り」を行ってきた在宅医療のスペシャリスト。
坂の多い横須賀の住宅地を巡り、家族と患者を支え続けている千場さん。本人にとって、家族にとっても納得のいく最期を迎えるため、わかりやすい言葉で、時には軽快に語り続ける。同番組は、「人生の最後に花道を添えたい」と願いながら、毎日横須賀の町を奔走(ほんそう)する千場さんの姿を追ったドキュメンタリー。
千場さんは、社会福祉法人心の会・三輪医院院長。名古屋大学医学部卒業後、横浜市立大学附属病院、国立横須賀病院(現横須賀市立うわまち病院)などで勤務したのち現職。2019年に「第7回日本医師会 赤ひげ大賞」を受賞。
同番組ナレーターを担当した俳優・小泉孝太郎さんは、「赤ひげ大賞の受賞や地元のお祭りへの参加などの、千場先生のさまざまな活動がきっかけで先生のことを知ったという横須賀の友人も多いようです。地元である、生まれ育った横須賀に、こういう素敵な活動をされている方がいらっしゃるということを誇りに思います」とコメントを寄せている。
詳細は同番組ホームページ(BS12 チャンネル)で確認できる。