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横須賀、ピンク色のスカジャンで店内埋め尽くす いじめ防止「ピンクシャツデー」

店内をピンク色のスカジャンで埋め尽くし、「いじめ防止」をアピールする笹井裕子さん

店内をピンク色のスカジャンで埋め尽くし、「いじめ防止」をアピールする笹井裕子さん

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 横須賀のスカジャン専門店「エムシーハウス/スカティ」(横須賀市本町2 コースカベイサイドストアーズ2F)で現在、いじめ防止キャンペーン「ピンクシャツデー」にちなんで、店内いっぱいに並んだピンク色のスカジャンが話題を呼んでいる。

赤い金魚など和柄の刺しゅうを施したピンクのスカジャン

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 ピンクシャツデーは毎年2月の最終水曜で、今年は2月22日。ピンク色のシャツやピンク色のものを身に着けて「いじめ反対」の意思表示をするキャンペーン。2007年にカナダの高校で、ピンクのシャツを着て登校してきた下級生男子へのいじめに反対するために立ち上がった、男子高校生2人の勇気ある行動がきっかけとなって、カナダ全土に広まった。現在では世界180カ国以上で「いじめ防止デー」として認知度が高まっている。

 同店では、この日のために準備したピンク色のスカジャン数十着を展示。白い鶴や赤い金魚など色鮮やかな和柄の刺しゅうを施したスカジャンがひときわ目を引き、女性客のみならず男性客からも好評。

 京急汐入駅前の大型商業施設内にある同店は、旧ショッパーズプラザ開店当初の1991年にテナントとして開業。横須賀Tシャツ「スカティ」のオリジナルブランドを立ち上げたほか、ドブ板通りの老舗スカジャン店「ジュピター」(2005年閉店)のブランドも受け継いでいる。

 同店専務の笹井裕子さんは「まずは自分のできることから、身の丈にあった発信をと思い、ピンクのスカジャン・ディスプレイに取り組みました。誰にでもやさしい横須賀を願って、ご覧になっていただく方の心に届きますように」とほほ笑む。

 日本ピンクシャツデー事務局では投稿写真を一般募集しており、「いじめが起こりにくい環境づくりへとつなげていきます」としている。詳細は同公式サイトで。

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