Uber Japan(ウーバージャパン、本社=東京都渋谷区)と横須賀市内タクシー会社5社が連携し、6月6日より配車アプリを使った「Uber Taxi」の配車サ―ビスが始まった。同サービスは国内都市14番目、神奈川県では初めて。
「Uber」「Yokosuka」の刺しゅう入りスカジャンで登壇した関係者
横須賀三浦総合無線協同組合に所属する日の出タクシー、芙蓉交通、横須賀タクシー、臨港タクシー、ワイキャブの5社との提携により実現した。Uber Taxiは、2018年5月に淡路島で実証実験が始まり、その後、名古屋・大阪・仙台・青森・広島・京都・福岡・高知、2020年7月に東京(羽田・成田)、札幌などで展開している。
同日、市内ホテルで「Uber Taxi 横須賀ローンチ記者発表会」が開催され、同社モビリティ事業関係者、市内タクシー会社代表、小泉進次郎衆議院議員らが出席。Uberの刺しゅうが入ったスカジャン姿で登壇した。
同社ゼネラルマネージャーの山中志郎さんは「横須賀では米海軍施設にも対応し、多言語機能やコロナ後のインバウンド需要、ビジネス利用も見込んでいる。アプリ配車で地元タクシー業界を盛り上げていきたい」という。芙蓉交通の八木達也さんは「すさまじい変化を迎えているタクシー業界で、新しい取り組みになる」と話した。
Uberは世界28国でタクシー配車事業を展開し、約440万人のドライバーが登録。日本国内では、営業許可を持つ事業者の車両以外での有償乗客輸送を禁ずる「道路運送法」に抵触するたため、「白タク営業」(無許可運送)が規制されており、タクシー会社との協働事業になっている。
専用の配車アプリをスマートフォンにダウンロードして利用できる。現在地・目的地を入力すると、配車予定時刻や料金見積を表示。支払はカード決済や現金などが選べる。ドライバーのプロフィ―ル紹介、相互評価やチップ機能なども付く。
同サービス開始を記念して、横須賀市内で初めての利用者を対象に、乗車料金が総額4,500円割引になるプロモーションを実施する(7月31日まで)。